- 2015-4-2
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- 血界戦線
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“技名を叫んでから殴る”バトルアクション漫画、内藤泰弘『血界戦線』(集英社 ジャンプ・コミックス刊)を原作とするTVアニメが2015年4月よりいよいよ放送スタート! 3月21日、TV放送開始に先駆けて、お台場シネマメディアージュにて「血界戦線 第1話&第2話先行上映会」が開催された。
また、当日はメインキャストらによるトークショーも行われた。
トークショーに登壇したのは、物語の舞台となる街、ヘルサレムズ・ロットを訪れることになった青年、“レオ”ことレオナルド・ウォッチ役の阪口大助、そして彼がメンバーとなる秘密結社・ライブラのリーダー、クラウス・V・ラインヘルツ役の小山力也、同じくライブラのメンバーである、ザップ・レンフロ役の中井和哉とチェイン・皇役の小林ゆう、そしてとある事件からレオと行動をともにするようになる音速猿・ソニック役を務める内田雄馬の5名。新宿ロフトプラスワンでのイベント時にもMCを務めた村田晴郎が今回もMCとして登壇。ステージ上ではアフレコでの和気藹々とした雰囲気が窺えるトークが繰り広げられた。
まず最初に、MCの村田から上映されたばかりの第1話&第2話の感想を聞かれた阪口は、「完成した作品を観て、ホッとしました」とコメント。続けて、「この第1話はすごくアフレコに時間をかけて丁寧に丁寧にやっていただいたエピソードなんです。それに音楽がついて、こういう形になったのか、と。とても印象深いエピソードになりましたね」と語った。
続く中井は第2話について触れ、「ザップが憎まれ口を叩きながらも、仲間のことを気にかけているような雰囲気とか、『雌犬!』って言いながらも、どこかでチェインのことをアテにしてそうなところとか。“仲間”としての距離感みたいなものが、うまく出ているなと思いました」。
一方、「雌犬!」と呼ばれた相手、チェイン役の小林も、「劇中では『銀猿!』と返しているんですけども、そう言いながらも頼りにしているのかな、と……。中井さんと同じような気持ちになりました」と感想を述べた。
内田の印象に残ったのは、やはり「必殺技を叫ぶシーン」。
「ソニックはほとんど話さないキャラクターなんですけど、あんなふうにバーンと、必殺技を出したいなと思っちゃいます(笑)」
そして最後になったクラウス役の小山は、「言うことなんて聞いてたまるか!」と叫ぶと、いきなり会場を走り出すファンサービスに! 会場が笑顔に包まれるなか「納得のクオリティでしたね。本当に素晴らしい仕上がりで感嘆しました」と語った。
続いて司会者からの質問は、それぞれが演じるキャラクターについて。
「クラウスについては、紳士、知性、教養!これです!でも紳士らしく寡黙な男なので、なかなかセリフが少なくて、そこは寂しいです(笑)」(小山)
「ザップは仕事に対して誇りを持っている。そこは大切にしようと思いながら演じてますね。
キャラクターとしては、仕事以外のところではだらしない感じのキャラクターなんですけど、締めるべきところはしっかり締める。そこを心がけるよう、監督からもディレクションがありました」(中井)
「スターフェイズさんが一緒に登場しているシーンでは、チェインさんの乙女な部分が垣間見えるときもあります。また、ザップさんのことは、中井さんには申し訳ないんですが、監督からも『ザップのことは本気でどうでもいいと思っています』と仰っていただいています(笑)」(小林)
「ソニックの外見は猿なんですけど、異界の動物なので、猿のように見えて猿じゃないところがあるんです。なので、僕の認識としては、彼はきっと人の言葉を理解できているんだろう、と。台本にはセリフがないので、すべてアドリブで入れされていただいているんですが、この子が何を考えているのか、観ている方に伝わるといいな、と思いながら演じています」(内田)
「ライブラそのものが異能の集団なので、そのなかでどう“普通”を演じるかに心を砕いていますね。レオは普通の男の子ではあるんですけど、決断する力はあるし、場面によってはすごく輝く。
演じていてメリハリのあるキャラクターだな、と思います」(阪口)
残念ながらレオは劇中で必殺技を叫ぶ場面がないが、MCの村田から「叫んでみたいですか?」と聞かれると、阪口は「叫びたいですね。それはデビューしてからずっと思っているんですが、なかなか必殺技を持ったキャラと出会えないんです(笑)」と答えた。
また本作には、この5人のほかにもベテラン声優陣が続々と出演。
最後に、阪口が「現場でも、とても刺激を受ける作品になっています。なので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいですね」と話すと、会場からは盛大な拍手が沸き起こった。
ハイクオリティな映像と、スピーディな物語、そして豪華声優陣による演技……と、見どころ満載のTVアニメ『血界戦線』。その仕上がりにますます期待が高まる先行上映会となった。
©2015 内藤泰弘/集英社・血界戦線製作委員会