- 2014-8-22
- レポート・インタビュー
- PEACE MAKER 鐵
- コメントを書く
黒乃奈々絵先生原作による大人気コミックス『PEACE MAKER 鐵』が待望のドラマCD化! 2014年7月30日に発売した第1巻に続き、第2巻が9月24日に発売。第3巻は11月26日に発売予定となっている。
各巻には、原作をドラマCD用にアレンジしたストーリーに加えて、オリジナルショートドラマとキャストトークを収録!! 第2巻は、新撰組副長である土方の目線で、在りし日の新撰組を振り返るストーリーとなっている。元治元年十月、伊東甲子太郎ら七名が新撰組へ入隊したことをきっかけに新撰組は第二次変革期を迎えることとなった。変わりつつある新撰組に、葛藤を抱える山南敬助の結末は―――。また、今回もジャケットイラストは黒乃奈々絵による描き下ろし。さらに、アニメイトで全巻購入すると、ドラマCD壱~参が収納できるBOXがもらえる!!
そんなドラマCD『PEACE MAKER 鐵』弐より、梶裕貴、小林由美子、中田譲治、斎賀みつき、立花慎之介ら豪華キャスト陣から収録後のキャストコメントが到着した。
――収録を終えてのご感想(印象に残ったシーンやセリフなど)をお願いします。
市村鉄之助・青年期役・梶裕貴さん(以下、梶さん):今回、僕が演じさせていただいた鉄之助(青年)は、本編にはあまり登場しませんでしたが…番外編で土方さんや沖田さん、局長や烝と賑やかなシーンを演じさせていただきました。ドラマCD壱の時の鉄之助は闇を抱えている状態だったので、こちらで明るく元気いっぱいな姿を見ることが出来て嬉しかったです。
市村鉄之助・少年期役・小林由美子さん(以下、小林さん):もう全てが名シーンですが、やはり最後の「重かったのか…? あんたの刀はそんなに重かったのか…?」の土方さんのしぼり出すようなセリフには心臓を鷲掴みされるような思いがしました。
土方歳三役・中田譲治さん(以下、中田さん):今回は回想シーンが多かったので、局長を始め懐かしいメンバーが出てきて嬉しかったですが、未来が輝いていた頃の話しと今の対比が辛くもありました。それと、山南のエピソードも。
沖田総司役・斎賀みつきさん(以下、斎賀さん):今回はもう何よりも山南さんが…(涙)。このエピソードは以前に「絶対やりたいね」と皆で言ってたりしたのですが、実際、現実になってみると…とにかく切なかったです。
斉藤一役・松山鷹志さん(以下、松山さん):「言い切れますかな。出て行く理由が無いと、言い切れますかな」。誰もがわかっているけど言えない言葉を言っちゃうんだよな、この人。
山南敬助役・井上倫宏さん(以下、井上さん):なんと言っても、沖田君の手に掛かるという山南さんの最期があまりに悲しい、印象に強く残ったシーンです。このシーンも含め、今回は(いつになく)山南さんが大きくクローズアップされていて、いろいろな面を見せていることも印象的です。
永倉新八役・山口勝平さん(以下、山口さん):今回の話は、山南さんに尽きますね。このあたりから新撰組にはツライ展開が始まります。試衛館時代、彼らが夢見ていた未来を想うと切なくなりますね。
藤堂平助役・鳥海浩輔さん(以下、鳥海さん):彼らをまた演じられるのは非常に楽しかったです。何年前の作品だろうと、一瞬で以前の雰囲気になれるのはスゴイな、と思いました。
原田左之助役・乃村健次さん(以下、乃村さん):山南さんが腰の刀を抜き、土方へ斬りかかるシーン。その刀は竹光だったなんて……やはり、土方と山南の絡みは何度聴いても身震いします。
近藤勇役・土師孝也さん(以下、土師さん):久しぶりの収録で自分が一体どんな風に演じていたか忘れていたのですが、小林さんや中田くんのセリフを聴いたら直ぐに甦りました。やはりチームだったんだなと実感しました。
市村辰之助役・うえだゆうじさん(以下、うえださん):こりゃアレだね。銃だね。銃がこのヒトの人生をおかしくすんね。きっと。
山崎烝役・櫻井孝宏さん(以下、櫻井さん):やはり山南敬助に尽きるでしょう。この人物の死が新撰組に落とす影は、色濃く、冷たく、重いものになります。覚悟の上で生きてはいても、実際にそれが起こると心は揺らぎますよね。
大和屋鈴役・立花慎之介さん(以下、立花さん):僕自身、山南敬助が大好きなので、今回のこのストーリーは切なくさびしいものがありますね。大和屋鈴に関しては、まだまだこれからなので、今後に期待です。
――改めて「PEACE MAKER 鐵」という作品の魅力について、お教え下さい。
梶さん: 途中参加の身で、あまり知ったようなことは言えませんが…「新撰組」という、これまで様々な形で作品にされてきたテーマを、黒乃先生ならではのドラマチックな展開で、笑いあり涙あり、シリアスでありながら心温まる物語として描かれている所なのかなと思います。登場人物が、みんな活き活きとしていて、思わず感情移入しながら読んでしまう魅力がある作品だと思います。
小林さん:この時代の人たちって男も女も生きることに真っすぐで本当、その生き様に胸が熱くなります。そんな人達を真正面から苦しくても受け止めて描いている、そんな熱さもPEACE MAKER 鐵の魅力だと思っています。
中田さん:新撰組自体の魅力は元より、キャラデザインや物語が個性的で魅力がありますね。そして、キャスティングもバランスが良く思います。
斎賀さん:魅力的なストーリー、魅力的なキャラクター。それ以外ありません。それから、支えて下さってる魅力的なファンの皆様も、忘れることはできませんね!
松山さん:それぞれのキャラクターが、弱い部分を出しちゃってる所。強い人って案外少ないよね。
井上さん:それぞれの個性的なキャラクターの群像劇。揺れ動く時代の中で愛憎が交錯する、骨太な歴史というバックボーンに裏打ちされた、しかし決して重苦しいものにならない明るさがある作品ですね。
山口さん:儚さですね。新撰組そのものに刹那を感じます。滅びゆく運命の中で命を燃やして侍であろうとあがく姿に儚さと刹那と、そして強さを感じます。
鳥海さん:フィクションとノンフィクションの絶妙なバランス。生き生きとしたキャラクター。しっかりとしたストーリー。
乃村さん:歴史に沿って物語は進んで行きつつも、オリジナリティあふれる所や、人物像の表現が凄い! 分かりやすく、そしてその人物に引き込まれていく。
土師さん:時代劇の要素の中に現代の感覚が上手く入っている作品で、セリフはあくまでも時代劇です。骨太で柔軟といった世界に日本ならではの情がある所ですね。
うえださん:鉄之助。
櫻井さん:登場人物のキャラクター化が素敵で感情移入しやすいところ。史実とオリジナル要素のブレンドが絶妙ですよね。
立花さん:新撰組の歴史を新たな切り口で魅せる作品だと思います。さらに史実のもつ新撰組の良さを合わせもつとても面白い作品です♪
――ドラマCD『PEACE MAKER 鐵』 弐(9月24日発売)の発売を待つファンへのメッセージをお願い致します。
梶さん:ドラマCD壱に至るまでのお話です。結末がわかっている中で過去を振り返るのは、少し辛い気持ちもありますが、これも彼らが歩んだ闘いの記録です。どうか一緒に闘って、そして受け止めてあげてください。よろしくお願いします。
小林さん:歴史上でもコミック上でも名シーンの詰まった巻となっております!! 皆様!! ハンカチをご用意してお待ち下さいませ……!!
中田さん:懐かしいシーンやらキャラに再会出来ますのでお楽しみに!そして、不気味なあのキャラも!
斎賀さん:弐です。物語が進み、心にずしっとくるエピソードも増えてきました。が、ぜひ最後の最後まで新撰組の皆の行く末を見届けていただきたいです。ますますの応援、よろしくお願いします!
松山さん:みなさん、いつもありがとう!! このままアニメ再開まで行けるとイイネ!
井上さん:山南さんの愛。山南さんの苦悩。山南さんの戦い。そして、山南さんの…。山南さんがいっぱい詰まったCDを、どうぞお楽しみください。(山南贔屓ですみません)
山口さん:また再びPEACE MAKERで皆さんにお会いできることが、ホントに嬉しいです。僕らの想いを感じてもらえたら幸いです。
鳥海さん:あらたな展開を見せるPEACE MAKER 鐵をよろしくお願いします!もうしばしお待ち下さいませ。
乃村さん:久しぶりに皆揃って収録しましたよ!いやぁ~もう何年も経っているのに、ノリが昔と変わらないところが、きっと表現されているはず!期待してお待ち下さいね。
土師さん:数あるドラマCDの中で、セリフを楽しめる出来になっていると思っています。声優陣が真剣勝負をしていますので、その辺りをお楽しみに。
うえださん:お待ちくだされ。
櫻井さん:悲しい一編です。彼らの生き様と死に様を噛みしめるように聞いてください。
立花さん:十年前の作品がパワーアップしてまた皆さんの前に帰ってきました。そんな歴史ある作品に出演させていただけるだけで僕は幸せです。皆さんも楽しみにしていて下さい。
――ありがとうございました!
【関連リンク】
ドラマCD「PEACE MAKER 鐵」特設サイト:http://www.fwinc.co.jp/peacemaker/
©黒乃奈々絵/マッグガーデン