- 2014-4-6
- レポート・インタビュー
- ハイキュー!!
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人気バレーボールコミック『ハイキュー!!』のTVアニメが2014年4月6日(日)、本日夕方5時より、MBS/TBS系全国28局ネットにて放送される。本作の放送に向けて、キャスト陣よりオフィシャルインタビューが到着した。
村瀬歩(日向翔陽役)、石川界人(影山飛雄役)、日野聡(澤村大地役)、入野自由(菅原孝支役)、林勇(田中龍之介役)、細谷佳正(東峰旭役)、岡本信彦(西谷夕役)、内山昂輝(月島蛍役)、斉藤壮馬(山口忠役)、神谷浩史(武田一鉄役)ら10名のメインキャストが、本作の見どころについて語ってくれました!
―キャラクターの印象と演じてみての感想をお聞かせください。
村瀬歩さん
「日向はエネルギッシュで常にやる気と元気に溢れていて、バレーボールのことばかり考えています。どんな状況になっても自分が好きなものは好き「こういうことがやりたい」という思いと熱で生きている、良い意味でバレーボール馬鹿だなという印象です。」
石川界人さん
「影山は中学の頃は独善的にバレーボールをしていたのですが、高校に入り日向に出会うことによってチームワークを知り成長していきます。『ハイキュー!!』という物語の中で日向と対をなす重要なポジションにいるキャラクターだと思います。」
日野聡さん
「澤村は烏野に於いてスガ(菅原孝支)と共に父親・母親としてバレー部を引っ張っていく存在です。3年生に総じて言えるのは突出した能力を持った人たちではなく、今まで努力でやってきた人たちで、その中で澤村はレシーブが得意ということもあり、皆を受け止める能力に長けている選手なのではないかなと思います。」
入野自由さん
「菅原は天才の影山が入ることによってレギュラーを奪われてしまうのですが、それを自分の居場所が無くなってしまったと考えるのではなく、自分が生き残るためにはどうしたら良いか?と前向きな考え方をする精神の強い男です。」
林勇さん
「どのキャラクターもバレーボールに対して凄く熱量を持っているのですが、田中はシンプルにバレーボールに対する熱さを前に出しています。後輩思いの面があったり、潔子さんを見ては女性に対してウブな面を見せたりと、表情豊かで魅力的なキャラクターだと思います。」
細谷佳正さん
「東峰は自分が攻撃をブロックされ続けたせいでチームが負けたと思い、好きなんだけどバレーボールから離れてしまったキャラクターです。スガ君の『戻ってきてくれ』という誘いに、責任感が強く罪悪感があるので戻れませんと話すのですが、バレー部に戻ることで変化していくキャラクターなのでその辺を自分なりに楽しく演じられたらと思っています。」
岡本信彦さん
「バレーボールをする人は身長が高いというイメージが僕の中にもあったのですが、西谷は身長が低く、でも低いながらも自分のポジションを見つけて信念を貫いて頑張っていくキャラクターです。西谷は強く物を言うタイプなのですが、強く言うのにもちゃんと理由があって、バシッとストレートに伝える人なのだなと思いました。」
内山昂輝さん
「月島は1年生の中で一番背が高く、いつもクールでとても格好良い奴だなと思いました。あと、青春とか体育会系のノリに熱くなれないというか、皆で一緒に『うぉー!』とか声を揃えるのが苦手な雰囲気など、共感できる部分が多かったので、演じるときに参考になるかなと思いました。」
斉藤壮馬さん
「山口くんは1年生4人の中で唯一の控えということでもどかしさを感じています。原作では色々なきっかけがあり、自分の武器を会得していきますが、特別凄いところが何もない高校生という意味では、等身大の高校生で人間臭いところがあるキャラクターだと思います。月島くんと基本的に一緒にいまして、何かあると「ツッキー」と言っていて、山口くんの中で“ツッキー”という言葉が物凄く広がりのある言葉なんだなと。それだけ月島くんと過ごしてきた時間がとても素敵で素晴らしい時間だったんだなというところを上手く表現できたらと思います。」
神谷浩史さん
「武田一鉄は生徒とは一線を画す教師という立場にも関わらず、見た目が非常に可愛らしく生徒に混ざっても何の違和感もないなというのが第一印象です。バレー部の顧問という立ち位置ですが、形式的な顧問ではなくバレーボールのことを何も知らないが故に生徒の為を思って貪欲に色々吸収し勉強し、彼らの為を思って行動し彼らの向上心をもっと刺激してあげるというちゃんとした顧問で非常に好感が持てるキャラクターです。」
―印象に残ったシーンや台詞がありましたらお聞かせください。
村瀬歩さん
「1話に『お前がコートに君臨する王様なら、そいつを倒して俺が一番長くコートに立ってやる』と言う台詞です。その直前に影山から『お前は、3年間何やってきたんだ!?』と言われ悔し思いをしたのですが、悔しさだけで終わらず影山がふっかけてきたその喧嘩に対して涙を流しながら啖呵を切るというシーンが声を当てていてジーンときたので、とても印象に残っています。」
石川界人さん
「青葉城西高校との練習試合が決定して青葉城西が影山をセッターとしてフルで出すことを要求してきたときに、それを聞いた影山がスガさんを呼び止めて会話をするシーンがとても印象に残っています。」
日野聡さん
「2話で田中とスガと3人で体育館に入って行ったときに、今の烏野が落ちた烏と呼ばれているという話しをして、『(インターハイのあの場所に)もう一度、あそこに行く』と皆の前で宣言するシーンは印象深いですね。」
入野自由さん
「青葉城西高との戦いで影山と及川がお互いにどうこうという話はしないのですが、及川の影山に対する『いつか抜かされる瞬間があるかもしれないけれど、それは今じゃない。』というあの瞬間の及川が凄く印象的でした。」
林勇さん
「『ネットのこちら側にいるのは漏れ無く全員味方なんだよ』という一言が田中らしく真っ直ぐで、エールを送るという意味での言葉でもあったと思うので、そういった積み重ねでチームがまとまり絆が強くなっていくのではないかと感じさせる台詞のひとつかなと思いました。」
細谷佳正さん
「『自分には高く飛んだブロックを突き抜けて点を入れるシーンがまったく想像ができなくなってしまったんだ』とバレーボールから離れてしまった原因を話すシーンがあり、そこでは東峰の顔がはっきりと映っている訳ではないのですが、自分的にはそういったトラウマを話すシーンは悲しく話すよりも、何か笑って言っている方が聞いている方は諦めなきゃと思うのかな?など色々考えたシーンだったので、そのトラウマを打ち明ける場面は印象的でした。」
岡本信彦さん
「客観的に見るとやはり第1話で敵同士だったはずの二人が同じ高校になるシーンは面白かったです。「あ、戦わないんだ」って。西谷で印象的だったのは『サッと行ってスッとやってポン』という台詞です。僕は彼が何を言っているのか分からなかったのですが(笑)、よく考えると、天才にしか分からない感覚的なモノを表している台詞で、当たり前でしょ?という感覚なんだろうなと、とても印象に残っています。」
内山昂輝さん
「月島が初登場の回で、日向や影山に対して攻撃的な言葉やおちょくる言葉を連発するシーンがあるのですが、言葉だけみると性格悪そうだけど(そしてそういうところはなきにしもあらずかもしれないけど)、でも本当の悪人にはならないように、と思ってバランスを少し考えながら演じていました。」
斉藤壮馬さん
「全体を通して印象的だったのは、中学生時代の「最強の敵」だった影山くんと同じ高校に進学していたことがわかった日向くんが、倒したい相手なのに同じチームにいるから戦えない、という思いを菅原先輩にぶつけたときに、『“最強の敵”だったならさ 今度は“最強の味方”じゃん』と言われるシーンです。菅原先輩の懐の広さに感服すると同時に、光と影が結び合わさってひとつのチームになる瞬間に、ぞくりとしました。山口くんとしては、もちろん『ごめんツッキー』一択です。毎話ごとに何回「ツッキー」と言っているかをひそかに数えています(笑)。」
神谷浩史さん
「青葉城西との練習試合に勝った生徒たちに対して声を掛けるシーンがあるのですが、非常に長いセリフではあるのですがそのシーンは非常に印象に残っています。」
―作品を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。
村瀬歩さん
「作品の熱量が凄くキャラクターひとりひとりが涙を流したり一つのことに対して凄く熱くなっています。キャストもスタッフも全力で作っている作品ですので、ぜひ楽しみにして見て頂けたらと思います。」
石川界人さん
「影山を含め全てのキャラクターの成長が感じられる、本当に高校生らしい青春を描いている作品ですので、そういったところにも注目して見て頂けたら嬉しいです。」
日野聡さん
「原作が持つ熱い部分だったり迫力のあるシーンといった勢いのあるものをアニメーションでどう再現していくかというところで、キャストを含め『ハイキュー!!』に関わる全ての皆がチーム一丸となって全力で真正面からぶつかって作り上げているところです。ぜひ皆さんには期待して待って頂ければと思います。とても熱い作品になっていると思いますので、早くお届けしたい気持ちでいっぱいです。」
入野自由さん
「一生懸命になる格好良さや真っ直ぐ言葉にすること、気持ちを身体で表すという真っ直ぐな感覚って凄く大切で、それは恥ずかしいことではないということをキャラクターたちが見せてくれるので、そこを感じ取ってもらえると楽しめるのではないかなと思います。」
林勇さん
「高校生ならではの純粋さが溢れている作品だなと感じていて、若い人から大人までその純粋な気持ちを感じ取って明日に繋る素敵な作品に皆でしていきたいと思います。」
細谷佳正さん
「「ハイキュー!!」は人が自然に話す感じの台詞の間・尺を設けていただいていて、変に間が空いたところは音響監督から「生理的にすぐに答えられるところならボールド(アフレコ時、台詞のタイミングに合わせてキャラクター名が表示される)より早く出てもいいですよ」と言ってくださったので会話劇ができて凄く楽しい現場だなと感じました。青春、人間関係、スポーツ、色々な良さがある作品なので役者の楽しさも一緒に伝われば良いなと思います。」
岡本信彦さん
「テンポの良さがやはりアニメならではなのではないかなと思いました。そのテンポの良さの中で躍動感溢れる絵を見ていただきつつ、スポーツって良いものだなとかこれが青春かとか、そういったところを皆さんに楽しんで頂けたら嬉しく思います。」
内山昂輝さん
「原作ファンを裏切らない出来映えなのは確かだと思います。そして、画面の手前で会話をしていて、また同時にその奥でも会話をしていて、声が重なって聞えるという演出は映像ならではの表現だと思うのですが、そういった部分で漫画とは違った個性があると思うので、ぜひ放送をご覧ください!」
斉藤壮馬さん
情熱を傾けられることに全力を注ぐのは凄く格好良いことで、それがキラキラして見えるんだな、と改めて思わせてくれる素敵な作品に出会えて、心からうれしく思っています。人はちょっとしたきっかけで劇的に変わってしまうことがあって、1話〜8話の間でもすでに各キャラクターの中には色々な変化がありましたし、皆様にとっても、そうした「変われるきっかけ」のひとつになるような作品なのではないかなと思います。ぜひご期待ください。
神谷浩史さん
「『ハイキュー!!』の何が素晴らしいかというと、原作が最高に面白いということです。それを映像化するにあたって他の作品ではやらないやり方だと思うのですが、監督がスタジオに入ってきて「試合中の声出しのやり方はこうだ」と言って監督が音頭を取って生徒たちに声を出させて、誰よりも声が出ているのが監督というちょっと変わった作りをするときがたまにあります。僕は担任教師役ということで傍で見ているのですが、そういった熱い思いを持って監督が絵を作ってくれているので間違いなく面白い作品になると思うし、実際にいい感じにフィルムができているので、皆さんの期待を裏切らないアニメになるのは間違いありません。ぜにご覧になっていただけたら嬉しいです。」
©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
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