- 2014-4-4
- レポート・インタビュー
- 神々の悪戯
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4月より放送開始の「神々の悪戯(あそび)」。本作に出演するメインキャストにインタビュー! アニメ化が決定した時やアフレコでの感想、キャラクターを演じる上でのことなどをお届けするぞ。
●小野大輔さん&早見沙織さん&上村祐翔さん編
――本作のアニメ化が決定したときの感想をお聞かせください。
小野大輔さん(ハデス・アイドネウス役/以下、小野):ゲームのOPとEDを担当させていただいたので、長いこと作品に携わっているなという実感があります。ですので、「ついにアニメ化か……」という嬉しさと、ゲームの発売からのアニメ化がかなり早いので、「もうアニメ化か!」という驚きと両方の気持ちがありますね。
早見沙織さん(草薙結衣役/以下、早見):私はアニメから参加させていただくので出演が決まってドキドキしましたし、とても緊張しました。作品の内容が壮大でしたし、各キャラクターたちがかなり個性豊かですので、これはおもしろい作品になるのではないかなぁと思いました。
上村祐翔さん(戸塚月人役/以下、上村):アニメ化が決まったと聞いたときは、うれしかったです。僕はゲームに出演するのはこの作品がはじめてでしたし、アニメでメインのキャラクターをやらせていただくのも今回が初。キャストのみなさんにアニメを通してお会いできるというのがどんな感じになるのかな? と楽しみでしたし、期待が大きかったです。ゲームでは様々なエンディングがあったので、アニメではどういう風に進んで、どういうエンディングを迎えるのか楽しみです。
――アフレコを終えての感想をお願いいたします。
小野:神々が個性豊かで濃いなというのを改めて感じました。いろいろな神話の神様が入り乱れているので、その神様たちが一堂に会したときにどうなるのかなと思いましたけど、こんなにわちゃわちゃして楽しいんだなと(笑)みんなでアフレコすることでゲームの収録のように孤独を感じないで演じられるので、とても楽しいです。
早見:最初に出演のお話をいただいたときに、タイトルに“神々”とありますし、“悪戯”と書いて“あそび”と読ませるあたり、じつに優美で眩しくて、庶民には近寄りがたい雰囲気があるのかなと思っていました。神様たちがお戯れになられている姿を勝手に想像していたのですが(笑)、実際にゲームをプレイさせていただいたり、アフレコをやってみると神様だけど庶民的な部分があったり、コメディな部分もあったり、とても親しみやすくて。ですので、アフレコもすごく楽しいです。ギャグ要素が多いので、神様たちの会話を聞いているとすごく楽しいですし
上村:最初はかなり緊張していて、その不安定感が演じるうえで月人らしくなって、よかったのかなと思いましたが(苦笑)、段々と安定してきて、最近ではリラックスしてできているようになりました。また、月人はもちろん、序盤は神様が人間味を帯びていない部分がかなりあるので、それがどう変わっていくのか……。これからのアフレコがすごく楽しみです。
作品については、早見さんもおっしゃっていますが、ギャグ要素が多くて明るい作品になっている印象があります。あと、よく脱ぐなぁと(笑)。サービスショットが多いので、女性ファンのみなさんにはより楽しんでいただけると思います。
――早見さんはアニメ化したことで本作への出演が決まったわけですが、草薙結衣というキャラクターを演じるうえで心がけていることはありますか?
早見:たくさんありますが、なかでも大事にしているのはゲームをプレイした方が感じた気持ち、選択肢によって選ばたルートのセリフひとつひとつを結衣ちゃんとして表現しているので、みなさんがゲームをプレイしていたときに感じた思いや感覚を共有できたらいいなと思っていることです。ただ、アフレコしているときはそういったことを深く考えてやっているというより、ご一緒させていただいている神様役のみなさんの空気感や演技にひっぱられながら結衣を演じている部分もあります。みなさんが自分と重ねて、自分がそこにいる気持ちで見てほしいですね。
――「アニメ化される」ということで、はじめて本作に触れる方もいらっしゃると思います。そこで、ご自身が演じるキャラクターについて、その魅力とあわせてご紹介をお願いいたします。
小野:ハデスはギリシャ神話の冥府の神で、死を司っています。そのイメージ通り、彼に近づくとみんなが不幸になってしまうという神様です。彼自身が不幸をかなり意識しており、傍から見ると少し自意識過剰に見えてしまう所もある神様なのですが、そこが段々と愛おしくなると思います。神様だけれど人間っぽいキャラクターです。あと、すぐ「オレに近づくな……」と言います。持ちギャグみたいになっていますね(笑)。
早見:結衣ちゃんの魅力は、見てくださった方がそれぞれ感じていただければうれしいのですが私個人としては、結衣ちゃんは神様に「人間とは何か? 愛とは何か?」を教えるという難しい課題を科せられて、かなり大変なことに巻き込まれていると思うんです。巻き込まれて気が動転することもありますが、それでも1本、筋が通った考えを持っている子なんだなと。すべてを悟っているというわけではなくて、その時々で真正面からぶつかっていって、考えて、打開策を見出していける子なのかなと思います。凛としている女の子ですね。
上村:月人は日本神話の神様で「ツクヨミ」です。彼はまじめな神様ではありますが無感情で、使命に従って生きているという意識が強いので、それ以外のことにはまったく興味を示しません。弟の尊がかなりいっぱいしゃべってくれるのですが、彼が「あにぃ」って話しかけてくれるからこそ、月人も注目してもらえているのかなと思います。神様のなかではハデスと同じくらい、ちょっと痛いキャラクターです。
小野:おいおい!(笑)
上村:(笑)。ちょっと絡みづらいタイプかもしれませんが、そこも彼の魅力のひとつです。あと、月人のペット・うさまろが気になっています。うさまろとの絡みがアニメでも見たいなと思います。
小野:うさまろはしゃべるの?
上村:しゃべらないです(笑)。
小野:残念(笑)
――最後に、放送を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いいたします。
小野:ゲームのときから丁寧に、大切に育ててきた作品ですし、僕たちもこれまでにないお芝居だったり、新鮮なアプローチをしている作品だと思います。「あの人はこんな芝居をするんだ」とか「こんな風に表現するんだ」とゲームのときから感じていて、他の作品にはないものを感じることが多いです。アフレコのたびに新発見があるような、フレッシュな現場です。ゲームファンの方はもちろん、アニメで知ったという方にもより深く神々の世界にハマって欲しいです。ぜひお友達に勧めてあげてください!
早見:ゲームを楽しんでくださっている方もこれから作品に触れる方も、どんな方でも楽しめる作品になっています。真剣に見入る部分もあるし、あったかいお茶でも飲みながらのほほんと見れる部分もある作品だと思います。ぜひ神々とお戯れになってください(笑)。
上村:アニメ自体はテンポもよくて見やすいですし、個性的なキャラクターも多く大変魅力的な作品になっています。ただ楽しいだけではなく、「神様が人間の愛を学ぶ」というテーマを持った作品でもあるので、神様が人間である結衣ちゃんと触れあうことで、愛をどう考えていくのかが随所随所に垣間見えるはずです。「愛ってなんだろう?」というのをちょっとでも考えながら見てもらえるとうれしいです。
●神谷浩史さん編
――本作のアニメ化が決定したときの感想をお聞かせください。
神谷浩史さん(バルドル・フリングホルニ役/以下、神谷):実はゲームを収録しているときからアニメ化するかも、というお話を聞いていて、「マジか!」と思いました。そんな先々のことまで考えて制作されている作品は珍しかったので驚きました。ゲームが発売してからは間もないなかで、みなさんのなかでキャラクターが浸透し、アニメーションという新しい形で作品をお届けできるのはありがたいことだなと思いました。
――アフレコを終えての感想をお願いいたします。
神谷:ゲームを経てアニメにたどり着いているので、演じる際に手探りでやるということもなく「自分はこういう役である」というのを全員が持ちよって、責任を持ってアフレコをしているのでスピーディーに進んでいます。僕自身、バルドルというキャラクターを理解したうえでマイクの前に立たせて頂いているので、彼がどういう運命を背負っていて、どういう道筋をたどって彼自身のエンディングを迎えるのかはすでにわかっています。それらを踏襲したなかでアフレコができているのは珍しく、やりやすさもありますが、全部知っているがゆえにセリフのニュアンスがすごく難しくなってしまうところもあるので、その辺は大変です。
――最後に、放送を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いいたします。
神谷:『神々の悪戯』がアニメーションという形でついにみなさんの目に触れることになります。ゲームを踏襲しているものなので、ゲームをプレイした方は普通に楽しむ以上に楽しめると思いますし、原作であるゲームを知らない方が見たとしても楽しめるよう、僕たちも全力で作らせていただいています。演じている本人たちは至ってまじめにセリフを言っていますが、アニメではゲーム以上にそれぞれのキャラクターを特化して、表現している部分があるので、見ているみなさんが「ん? これ、ちょっとおもしろくないか?」と思える部分があると思います。神様は人間とはずれているので、一生懸命がんばっているけれど一周回って人間から見るとおもしろい、みたいなところがこの作品の魅力だと思います。人間の目で見た神様のちょっとゆかいなところもアニメの魅力だと思いますので、その辺にも注目して見ていただければと思います。
●森川智之さん編
――本作のアニメ化が決定したときの感想をお聞かせください。
森川智之さん(トト・カドゥケウス役/以下、森川):当然だろうなと思いました(笑)。ユーザーさんもアニメになった『神々の悪戯』を見たいだろうなと思っていましたし、ゲームのときから豪華なキャストだったので、アニメ化を見据えたような前のめりな作品だなと感じていました。ですので、アニメ化と聴いて「やっぱりな」と思ったのと同時に、早いなとも思いました。ファンのみなさんにしてみたらゲーム絵のクオリティを保ちつつアニメーションになってほしい、というのが一番の願いだと思いますが、きれいな絵になりそうな雰囲気はありますので僕たちも完成が楽しみです。
――アフレコを終えての感想をお願いいたします。
森川:学園の先生という役どころで、他の方とは違った立ち位置で接していますので徐々に先生らしくなっていけたらいいなと思っています。トト様もまだどうやって指導していこうかと考えている段階なので、回を重ねていくことで変化していくのかなと思います。
――「アニメ化される」ということで、はじめて本作に触れる方もいらっしゃると思います。そこで、ご自身が演じるキャラクターについて、その魅力とあわせてご紹介をお願いいたします。
森川:知性をつかさどる神様です。クールでとっつきにくいキャラクターですね。怖い感じがするかもしれませんが、意外に距離感がないので急接近してきます(笑)。「壁ドンのトト」という異名があるくらい、ほぼ1話に1回、主人公に壁ドンをしています(笑)。トトは厳しい先生なので、大人な僕としてはこういう先生に教わりたいなと思います。きっと学生だったら嫌だなと感じるかもしれませんが、生徒を思っての厳しさだと今の僕はわかるので、トト様みたいな先生はいいなと思います。
――最後に、放送を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いいたします。
森川:ゲームを楽しんだみなさんはもちろん、まだ作品を知らないという方も、まだスタートしたばかりのアニメですので、今から楽しみに待っていていただければ乗り遅れることはありません。とにかく見てください! 絶対に楽しいと思います。壁ドンとともに神様が人間への理解を深めるところ、そして恋の行方を楽しみにしていてください。
●関智一さん編
――本作のアニメ化が決定したときの感想をお聞かせください。
関智一さん(メリッサ役/以下、関):ゲームを収録しているときにアニメ化するかもという話をうかがいました。ゲームの収録は1年くらい前だったので、そこから考えるとアニメのアフレコがすでにスタートしているのは早く感じますが、アニメ化を聞いてからは少し時間がたっているので、やっとそういう時期がきたなと思いました。
――アフレコを終えての感想をお願いいたします。
関:今日はあまり出番がなく、登場したと思ったら部屋でゴロゴロしているシーンだけでした(笑)。キャラクターの立ち位置的に、結衣に何かがあれば相談に乗るという役どころなので、それがない限りは大体ゴロゴロしています。ですので、演じるときもかなりリラックスしてやれていますね。
――「アニメ化される」ということで、はじめて本作に触れる方もいらっしゃると思います。そこで、ご自身が演じるキャラクターについて、その魅力とあわせてご紹介をお願いいたします。
関:ゼウスが作った泥人形で、主人公のお世話係として彼女の傍にずっといます。彼女が落ち込むことがあれば励ましたり、背中を押してあげたりする役ですね。僕は江戸っ子で時代劇が好きなのですが、メリッサも江戸っ子っぽいしゃべり方をするキャラクターだったので、口調は割と自分に近い感じでやらせていただいています。その分、スムーズに演じられたかなと思います。マスコット的キャラクターなのですが、声もあまりかわいくする必要がないと言われたので……。べらんめぇ口調でやっているので演じやすいですね。普通のおじさんで演じてます(笑)。
――最後に、放送を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いいたします。
関:いろいろなタイプの神様が出てきます。よりどりみどりです(笑)。ただゲームと違うのは自分のお気に入りの神様のルートを進んで、自分の思う選択肢を選んで結衣に言わせるということができません。「あぁ、なんでそんなこと言うの!?」と思う瞬間もあるかもしれませんが、その先にみなさんが想像する以上の展開が待っています。ですので、ぜひ最初から最後まで見てください。
後編では入野自由さん(アポロン・アガナ・ベレア役)、豊永利行さん(戸塚 尊役)、細谷佳正さん(ロキ・レーヴァテイン役)のインタビューをお届けするので、こうご期待!!
【関連リンク】
アニメ『神々の悪戯』公式サイト
アニメ『神々の悪戯』公式Twitter【推奨ハッシュタグ:#kamiaso】
原作『神々の悪戯』公式Twitter
©BROCCOLI/神あそ製作委員会
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