- 2020-1-7
- レポート・インタビュー
- ドロヘドロ
- コメントを書く
1月5日(日)に東京・渋谷区文化総合センター大和田のさくらホールにて、TVアニメ「ドロヘドロ」第1話から3話を先行上映するスペシャルイベント「仮面武装会」が開催。高木渉さん(カイマン役)、近藤玲奈さん(ニカイドウ役)、小林ゆうさん(能井役)、高梨謙吾さん(藤田役)、富田美憂さん(恵比寿役)たちキャスト陣が登壇しました。
原作の世界観を余すことなくアニメ化した本編を鑑賞したばかりの観客に向け、高木さんが開口一番「……どうでしたか?」と問いかけると、大きな拍手が沸き起こりました。安堵の表情を浮かべた高木さんは「この作品が公共の電波に乗せられるのか、って思ったでしょ?だからといって表現を柔らかくすると違うものになってしまうので、どこまでやれるか林祐一郎監督も心を砕いていました」と裏話を語りつつ、会心の仕上がりとなった第1話に感動したとコメント。
本作のヒロインとなるニカイドウを演じた近藤さんは、「原作を読んでいても珍しいヒロイン像だなという印象が強く、オーディションでイメージを掴むのに苦労しました」と回想。「(ニカイドウは)とても強くて自分とはかけ離れたキャラかと思いきや、女の子らしいところもあって……」と、徐々に親近感を抱くようになったと笑顔を見せました。
MCから「『ドロヘドロ』の世界観にピッタリの人材では?」と紹介された小林さんは、「原作ファンの皆さま、恐縮です。歴史の長い作品なので、重みをしっかりと感じながら能井さんというありがたい役をやらせてもらいました」と丁寧に挨拶。高木さんが「こんな感じだけど、マイクの前に立つとすごい(雰囲気が)変わるよね。音響監督からも『そこまではやらなくていいです』言われたり(笑)」と突っ込むと、小林さんはひたすら恐縮した様子で観客の笑いを誘いました。
高梨さんは自身が演じる藤田について、超個性的なキャラクターぞろいの本作のなかでも「見た目からして普通すぎる(笑)」と切り出すと、「泣き虫だし、(ビビリで)よく叫ぶんですけど、人情に厚いところもある。恵比寿の面倒を見たり……」と視聴者が感情移入しやすいキャラであることをアピール。
高梨さんからパスを受けた恵比寿役の富田さんは、「カタコトになったり、ゾンビになったり(笑)。まるで別のキャラを演じてるような感覚でしたが、頭を空にして臨めたので楽しかったです。藤田さんにはよく“介護”してもらってます」と結びました。
続いては、キャスト陣が考える本作のポイントが話題に。高木さんが「林田先生の作風がダークだけど、そのなかにも笑いがたくさんあるよね」と話し始めると、富田さんは「『シリアスになりすぎず、ファニーな感じでやってください』と言われました」と、アフレコ時に受けたディレクション内容について振り返りました。高梨さんは、全12話ある本編の脇を固めたゲスト声優の豪華さについて言及。第1話に登場する下野紘さんを引き合いに出すと、高木さんが「みんな主役を張れそうな人たちが出てくれて、本当に贅沢です」と補足し、ファンの期待を煽りました。
その後は、先行上映された第1話から3話までの内容で、それぞれ印象に残っているシーンがテーマに。近藤さんは特に、第3話のアクションシーンについて「内蔵をえぐり出すような感覚で取り組みました」と入魂のアフレコだったことをトーク。小林さんは、カイマンが魔法使いたちの頭にかじりつく本作特有のルーティーンを挙げて「大きな見どころです」と力説しました。
最後の挨拶では、「今度はキャスト全員そろってイベントができたら(富田さん)」「“キャー!”と叫び声がどんどん女の子になっていく藤田に注目してください(高梨さん)」「ご友人に『素敵な作品がありますよ』と広めていただけたら(小林さん)」とそれぞれにコメント。
近藤さんの「こんなに長く愛されている作品に携われて嬉しいです。唯一無二の世界観に、美味しい餃子を食べながらどっぷりハマってもらえたら」というメッセージを受け、高木さんは「超大作ですから、これから始まる全12話のアニメもまだまだ一部。皆さんからの応援を頂いて、続編へとつながれば嬉しいです」と締めくくり、大きな拍手に包まれながらイベントの幕を引きました。
【関連リンク】
公式サイト:https://dorohedoro.net
©2020 林田球・小学館/ドロヘドロ製作委員会