- 2014-6-5
- レポート・インタビュー
- 一週間フレンズ。
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現在放送中のTVアニメ『一週間フレンズ。』のオープニングテーマであり、自身の3rdシングルとなる「虹のかけら」を5月21日(水)にリリースしたシンガー・昆 夏美が、5月31日(土)に東京・タワーレコード渋谷でCD発売記念インストアライブを開催。その伸びやかな歌声で披露し、集まった多くのファンを魅了した。
「一週間で友達との記憶がなくなってしまう」藤宮香織と、それでも彼女と友達になりたいと願う長谷祐樹、この二人の心の機微を描く切なさとひたむきさにあふれたストーリーが展開する、TVアニメ『一週間フレンズ。』(原作:葉月抹茶/月刊「ガンガンJOKER」掲載(スクウェア・エニックス刊))。そのオープニングテーマ「虹のかけら」は、人気シンガーソングライターの川嶋あいの作詞・作曲によるオリジナル曲であり、昆夏美と、『一週間フレンズ。』のために書き下ろされた楽曲。この「虹のかけら」との出会いについて、「以前から川嶋あいさんの歌は好きだったのですが、この曲のデモを渡された際、私は川嶋さんが手がけたことを聞かされていなくて。それなのに、デモを聴いたとき「川嶋あいさんが歌うような素敵な曲だな」と思ったんです。それが実は本当に川嶋さんが書いてくださったと知らされた時には驚いて、そして嬉しく思いました。」という。また、ミュージカル女優としても活躍する彼女は、「ミュージカルのステージではその演目の役になり切って、私とは違う人物を演じながら歌いますが、今回の「虹のかけら」のようにシンガーとして歌う時は”昆夏美”自身なので、より私らしさを大事にして歌っています。」とコメント。そして、昨年4月のデビューシングル、「私は想像する」(作詞・作曲石川智晶)のようなまったく違う世界観を持つ楽曲と、今回の「虹のかけら」のような爽やかな曲を歌い分けることについて、「ちょっと偉そうな言い方かもしれませんが(笑)、昆夏美という歌手の幅の広さも見てほしいと思います!」と力強くアピールした。トーク中に登壇した『一週間フレンズ。』制作プロデューサー・吉澤隆氏も、「彼女の魅力は、歌唱力はもちろんですが、なにより声の“強さ”。力強さとかそういうものとは違う、まっすぐに心に響く歌声の強さにあります。」と評した。
そして、当日は「虹のかけら」のカップリング曲である「ギフト」をライブ初披露。「練習やレコーディング以外で歌うのは初めて。だからステージで歌うなんてなおさら初めてです!」と緊張した笑顔で言いながらも、「虹のかけら」とはまた一味違った魅力を持つアップテンポなナンバーを堂々と歌い上げ、ファンからは歓声と熱い拍手が。
ライブイベントの最後に、昆夏美は、「今日は会場に足を運んでくださって本当にありがとうございます。また皆さまの前で、また多くの方々に私の歌を聴いてもらえるよう、いつかライブもできればと思いますので、今後も応援よろしくお願いします!」と、「虹のかけら」のイメージそのままに、爽やかな挨拶で締めくくった。
「虹のかけら」は6月2日付のオリコン週間CDシングルランキングで総合22位にランクイン。自己最高の順位を記録した。そしてアニメ『一週間フレンズ。』も、その本編だけでなく、オープニングテーマ、さらにスキマスイッチの名曲をカバーしたエンディングテーマ「奏(かなで)/藤宮香織(CV.雨宮天)」など音楽面でも話題を呼んでいる。アニメ本編はいよいよ終盤へ。物語と共に、音楽面での今後の展開にも注目が集まる。
©葉月抹茶/スクウェアエニックス・「一週間フレンズ。」製作委員会